子どもに英語教育は必要か?

留学

皆さんも肌で痛感していると思いますが、

日本の義務教育で英語教育を受けるだけでは、英語を話せるようにはなりません。

英語に対して追加の勉強をしなければ、世界で通用することは不可能だと思います。

 

そんな日本で子育てをしていて、子どもの英語教育に関して、どう思いますか?

AIなどの技術が進むにつれて、翻訳機能も優れた性能になることは間違いないと思います。

コミュニケーションが問題ないほどに、機械が同時通訳してくれる日は遠くないでしょう。

それなのに英語は勉強しなければ、いけないでしょうか?

 

海外に住んでみて、私なりに感じたことを書きます。

今後も日本で暮らす予定で、時には海外旅行に行きたいぐらいの人は英語を学ぶ必要はあまりないように感じます。

一方で、日本を抜け出し、世界を視野に入れて、海外でも活躍したいと思う人には、やはり絶対的に英語が必要だと思います。

 

このように思うには理由があります。

いくら翻訳機械の性能が優れたところで、会話の時差がゼロになることは絶対にありません。

日本語と英語では文の構造が違うので、一つの文をしゃべり終わるまで、翻訳をすることはできません。

これはどうしようもない問題で、機械の性能でカバーできる問題ではありません。

つまり、この会話の時差は絶対に埋まらないわけです。

  

相手が待ってくれるような環境では、大きな問題にはならないかもしれませんが、

ただし、海外の社会へ完全に入った状況では、機械を介しての会話では、やはり壁を感じてしまうはずです。

完全に人と仲良くなるのは難しいと思います。

下手な英語でも、時差なく、コミュニケーションをとる方が絶対に距離が縮まるはずです。

どんなにAIの技術が進もうとも、やはり人の温かさだったり、そのような肌感が忘れ去られることはありません。

なので、やっぱり海外で生活して、社会の中に溶け込むのであれば、翻訳機械では限界があります。

そういう人にとって、英語力は必ず求められるはずです。 

 

『自分の子どもに英語教育は必要か』といった問いにずっと答えがでないまま考えていましたが、オーストラリアに来てから、私なりの結論が出ました。

私の子どもに英語教育は必要だ。

海外から日本を見ていると、日本の経済力が落ちていることをひしひしと感じます。

オーストラリアではどんどん物価が上昇し、賃金はそれ以上に上がっていきます。

日本では医者として給料をもらっていましたが、オーストラリアのカフェ店員と同じぐらいの給料です。

そう思うと、日本の偏差値競争の中を戦い抜いて、一流企業に就職する日本の勝ち組パターンよりも、

海外の大学を出て、海外で就職したほうが、よっぽど多くの給料を稼げるようになるはずです。

 

しかも、オーストラリアでは労働者の待遇は良く、1か月以上の長期休暇があって、

日本へ帰るもよし、

世界中を旅するもよし、

(日本ではなかなか取れない)長期休暇は人生をより豊かにするためには不可欠なように感じます。

  

そう思うと、日本で授業料の高い塾に通わせて、私立の学校に行かせて、学区の良い地域に引っ越してなんかするよりも、

子どもたちに英語教育をして、海外へ飛び立てるチケットを渡してあげることが、子どものためなのかなと思うようになってきました。

加えて、日本の教育方針は世界から遅れています。

海外での教育を受けることが、子どもの幸せに繋がるのではと思うようになってきました。

 

これは私の考えですので、正解かどうかはわかりません。

オーストラリアに来て、”日本以外で働くことは幸せだな”と感じたからこその気持ちの変化です。

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