日本では『飲みニケーション』といった言葉があるように飲み会に対して、重きを置いている文化だと思います。
日本にいた頃は、友達との飲み会だけでなく、職場での飲み会、接待での飲み会など頻繁に開催されていました。
毎日のように外でお酒を飲んでいる人も周りにはいました。
一方で、オーストラリアでは、まだ一回も飲みに行ったことがありません。
飲み会に誘われたこともありません。
職場の人との交流はどうしているのって、思われる方がいらっしゃるかもしれません。
それは、仕事中のコーヒータイムです。
ミーティングの後に皆で病院のカフェにコーヒーを飲みに行きます。
何度も書きましたが、オーストラリアはコーヒー文化なので、生活はコーヒーと共に過ごします。
職場の仲間とコーヒーを飲みながら、
『どこに住んでるの?』
『家族はどう?』
『趣味は何?』
こんなプライベートな話をしながら、お互いの交流を深めます。
特に家族のことについて話し合うことが非常に多いです。
だいたい30分程度、コーヒーを飲みながら話して、仕事に戻ります。
日本でいう”タバコ休憩”と”飲み会”が一緒になった感じを想像してもらえれば、わかりやすいと思います。
そして、夜中に職場の人と飲みに行くなんて、考えられません。
この背景には、オーストラリアの考え方として勤務時間外は家族と過ごす時間(もしくはプライベートの時間)を大事にするといった考えが非常に強いからだと思います。
オーストラリアで職場の上司から休日にメールが返ってくることはまずありえません。
完全に仕事のことは忘れて、家族との時間に集中するようです。
一方で日本はどうでしょうか。
毎日のように残業をして、毎日のように飲み歩いて、土日も接待ゴルフだったり、家で仕事なんて人も多いと思います。
日本の上司から『俺があまりに家に帰らないから、我が子が自分のことを”よく遊びに来るおじさん”と思ってるわ』みたいな笑い話をよく聞いていました。
私は日本のような働き方や人との付き合い方を続けていれば、いつか後悔すると思っていました。
『なぜ子どもとの時間をもっと取れなかったのか。』
『なぜ家族でもっと遊びに行けなかったのか。』
時間は取り戻せません。
人生にとって何が大事かをしっかりと選択して、どのように生きるかは非常に大事だと思います。
私のことを良く知っている人は、私が飲み会を好きでないことを知っています。
お酒が強くないといった理由はありますが、
それよりも夜は家族の時間や自己研鑽のために時間を使いたいからです。
なので、オーストラリアで飲み会がない生活は非常に満たされています。
ほぼ毎日、家族でご飯を食べ、土日は必ず家族で遊びに行く。
当たり前のことが当たり前にできる幸せを噛みしめています。
これが可能になるのは、オーストラリアの考え方が私に合っているおかげです。
日本ももう少し家族との時間を大切にする文化が根付くと良いなと私は思います。
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