医師の中でも海外留学をする方は少ないです。
多くの方は海外留学を経験しないまま医師生活を終えます。
先輩方から『俺も若い頃に留学に行きたかったなぁ』といった後悔の話を聞くことは多かったです。
やはり、海外留学は非常にハードルが高く、様々な壁が立ちはだかります。
そこで、私が留学するに当たって実際に壁となった3つのことをご紹介します。
英語
やはり一番に思いつく壁は”英語”ではないでしょうか。
これは本当に苦労しました。
オーストリアに来た当初は、本当に周りで話していることが理解できませんでした。
愛想笑いをする演技力だけが鍛えられていく日々でした。笑
明日の集合時間や集合場所がわからない。
英語力不足によるコミュニケーションエラーで、実験の器具を捨てたりして、実験の邪魔をしてばかりでした。
やっぱり英語を話せないと、話しかけてくれる人もどんどん少なくなり、孤独を感じる日々でした。
英語に自信がないために私から話しかけることも怖くて、更に孤独になる。
そして、英語を話さないので、英語は伸びないといった負のループに陥っていました。
でも、何とかなります!!
環境に慣れれば、皆の言いたいことが予測できるようになります。
限られた環境であれば、英語も限られた言葉ばかりですので、意外と理解はできるようになります。
リスニングさえできれば、何とかなります。
スピーキングはゆっくりでも理解してくれるし、携帯で翻訳もできるし、あとでメールで伝えても良いです。
オーストラリアに来るまで、日本人の私は大きな勘違いをしていました。
英語を話せなくても、恥ずかしくない!!
オーストラリアで生活していくうえで英語が下手でも笑われたことはありません。
間違った英語を使っても伝わればOKですし、何も問題はありません。
下手でも一生懸命に話せば、相手は心を開いてくれて、仲良くなれますよ。
英語の問題は確かに大きいですが、時間と共に何とかなります。
お金
海外移住はとてもお金がかかります。
加えて、海外の物価の高さで更に生活はきつくなります。
ただし、これも何とかなります。
実は、我が家には7つの収入源があります。
一つずつの収入の量は小さいために、十分な量ではありません。
質素な生活をしながら、貯金を切り崩しながら、何とか生活しています。
それでもこれらの収入源は確実にダメージを減らしてくれて、夢を追いかける時間を長くしてくれます。
海外でも稼ごうと思えば、何とかなるわけです。
知恵を出せば、何とかなります。
お金が尽きれば、夢は諦めなければなりません。
『夢と金』
これが現実です。
自分
結局、最後の戦いは自分です。
人間は変化を嫌う生き物です。
中でも、日本人は特に変化を嫌う国民性だそうです。
多くの日本人は『安定した生活が幸せ』という考えです。
変化を避けて、同じ生活を繰り返したい方が多いです。
ただし、本当の幸せは、夢を追いかける瞬間にあるようです。
リスクを背負って、新たな挑戦をすることって、つらいように見えるけど、実は幸せなんですね。
変化を嫌う性質を理解して、一歩踏み出すことは大事です。
メッセージ
つまり、留学の夢を妨げた3つの壁は、実はたいした問題ではありませんでした。
何とかなります!!
これらの壁を心配して、夢に挑戦しないことが、将来、最大の後悔へ繋がるのではと思います。
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