組織や子育てにおいて、恐怖政治は有効か?

留学

私は日本でどちらかというと”厳しい環境”を経験してきました。

体育会系の部活で学生時代を過ごし、白い巨塔と揶揄される大学病院の医局で育っています。

もちろん私が育ってきた環境は、とても素晴らしい環境でした。

それでも、オーストラリアに比べたら、”恐怖政治”と言われても仕方ありません。笑

  

オーストラリアは自由な国です。

権力や圧力で人を押さえつけるようなことは子どもの頃からありません。

一方で、子どもたちのしつけは全然なっていません。

自宅に現地の子どもを連れてきたりしたら、めちゃくちゃになります。

大人になってからの働き方も似たような感じで、押さえつけて働かせるようなことはありません。

もし、日本のようなマネージメントをすれば、すぐに人がやめていって、組織は潰れるでしょう。

なので、オーストラリアのマネージメントは非常に上手です。

そして、各個人が自主的に活躍をして、結果を生み出すのが上手な気がします。

細かなことは気にせずに、何が大事かをきちんと見極めて、生産性が高いことに注力していきます。

これがオーストラリアは働かないけど、生産性が高い理由なのかなと、私が勝手に解釈します。

 

恐怖政治は短期的には有効かもしれません。

その代償として、各個人は考える意欲を無くして、忠実なコマとなっていくと思います。

トップが優秀であれば、恐怖政治で短期的な成果は出るかもしれません。

しかし、そこから自ら道を切り開くような部下や子どもを育てることは難しいでしょう。

つまり、長期的には人が育たずに、一時的な勝ちを経験できても、長期的には負けるはずです。

  

日本は、恐怖政治が浸透している国です。

・部下の意見は聞かずに命令をする。

・子どもには怒って、言うことを聞かせる。

こんな景色を日本でたくさん見てきました。

   

個人的な感想としては、

日本人は部下が従順すぎるから、上司のマネージメント力が育っていないように感じます。

会社での厳しすぎる上下関係は、効率的な仕事をする上で足を引っ張ると思います。

 

上司は適材適所に部下を配置し、部下はどんどん活躍する。

そんな海外のような会社や病院が、日本にも生まれるとよいなと思います。

(そもそも”上司”や”部下”といった名前自体が、上下関係を生み出すので、良くないと思っています。)

 

自身が上の立場になる場合、

組織を作るうえでも、家庭で子育てをする上でも、

上から見下ろすようなことはしない。

相手の意見を聞いて、自分が間違っているときは謝罪をして、

自分のメッセージを受け入れてくれるような人間性を身に着けることが大事なのかなと思います。

 

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