『英語でケンカできるぐらいまで、英語がうまくなりたい。』
こんな言葉を聞いたことありますか?
英語力を伸ばしていく上で、代表的な”英語の壁”として表現されることが多いですよね。
オーストラリアに来てから半年が経過しても、英語力が伸びた実感を感じずに苦しんでいる中、
私が初めて英語でケンカできた時のお話しです。
その日は家族でオーストラリアのお祭りに行きました。
そこには多くのキッチンカーが出店していて、
私は長女、次女と席に座って待っていました。
そして、妻と長男(8歳)が”フライドポテト”を買いに行きました。
すると、妻は悔しそうな顔で、長男は泣きながら、私たちのところに帰ってきました。
なぜか、その手には”春巻き”を持っていました。
妻と長男に何があったのかを聞きました。
妻の話によると、
フライドポテト(Chips)を頼んだけど、春巻き(Spring roll)が出てきたとのこと。
妻は英語が苦手で困っていたところ、英語が得意な長男が店員さんに間違えてるよと指摘してくれたそうです。
すると、その店員さんは長男に対して、
『私は間違えていない。間違えているのはお前たちだ。』
と強い口調で言い返してきたようです。
その口調がとても強く、長男は傷つき、泣きながら帰ってきたといった流れだったようです。
妻は私に『子どもに対して、そんな言い方をしなくても良かったのではないか。でも、私の英語力が足りないせいで、店員さんに何も言い返せずに悔しかった。』と挙句には妻も泣いてしまいました。
私は一人で春巻きを買ってきたキッチンカーのお店に行きました。
店員さんは中国人の40代ぐらいの女性の方でした。
私はその店員さんに、まずは事実関係を確認した上で、
『私の長男はあなたの言葉で泣いている。
子どもに対して、何と言ったのか?
そんなに厳しく言わなければいけなかったのか。』
英語で伝えました。
するとその女性の店員さんは、
『私は悪くない。あなたの妻が間違えてオーダーしたのが悪い。』
と強気の姿勢で言い返してきました。
なので私は、
『私の妻は英語があまり話せない。妻は春巻きがspring rollであるといった英単語も知らない。それなのに春巻きを頼むことができるわけがないではないか。』
すると店員さんは
『そんなことはない。私は春巻きと言われたから、春巻きを作ったら、お前が文句を言ってきているんだ。』
と言い返してきました。
なので、私は主張しました。
『わかった。私の妻の英語力に問題があったことも事実だし、コミュニケーションエラーが起こったことは仕方ない。オーダーミスの責任を取れと言いたいわけではない。
問題は、幼い私の長男が泣いていることである!!
幼い子どもに対して、そんなに強い口調で言わなければいけなかったのか。
子どもが泣かなければいけなかったのか。
そのことを考えて欲しい』
と冷静に伝えました。
すると、店員さんからは、
『あなたの妻がオーダーを間違えていた。私のミスではない。そちらのミスだ。お金が欲しいのか?そうであれば、春巻き代の7ドルは返す。』
とお金を渡してきました。
なので、私は、
『お金はいらない。何度も言うが、オーダー間違いが問題ではない。
問題は、幼い私の息子がなぜ泣いていてるのかを考えて欲しい。』
こういったやりとりを全て英語でしました。
最終的には筋肉ムキムキの警備員が仲介に入ってきたので、私も引き下がりました。笑
店員さんから長男に対して、ただ一言『Sorry』といった言葉をかけて欲しかった。
それだけでケンカする必要なんてなく、お互いが笑顔になれたのに。
そのミッションを達成できなかったのは、やはり悔しかったです。
悔しい思いをしながら、席に戻って、春巻きを食べたら、
更に悔しいことに、その春巻きはめちゃくちゃうまかった。。。
そんな出来事がありました。
帰りながら、英語でケンカしたのは初めてだなぁと思いました。
完璧な英語ではなかったけど、自分の主張を英語でしっかりと相手に伝えれたことには満足感を感じました。
そんな日常のお話しでした。
やっぱり日本語でも英語でもケンカはよくないですよね。
ぜひ皆さんは英語力を伸ばしても、ケンカはしないでくださいね。
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