日本からオーストラリアへ移住して、個人的に感じたオーストラリアの良い点を挙げていきたいと思います。
街並み
私は様々な国に海外旅行を行ってきましたが、オーストラリアは唯一、住みたいなと思った国でした。
直感でそう思った一番大きな理由は、街並みです。
ブリスベンに限らず、シドニーやメルボルンなどオーストラリアの街並みが非常に好きです。
都会の中に自然が一体化されています。
高層ビルは多くなく、街並みも統一感があって、おしゃれなカフェがたくさんあります。
目的もなく、街中を歩くだけでとても幸せな気持ちになります。
少し外にでれば、自然豊かで、山や海など自然の中で遊ぶこともできます。
公園には無料のバーベキュー場があって、至る所でバーベキューをしています。
観光するところはそこまで多くありませんので、旅行するところよりも住むべきところといったイメージですね。
コーヒー
私の中では、オーストラリアが好きな最大の理由になります。
コーヒーがおいしい!!
適当に寄ったカフェすべてでコーヒーがおいしいです。
まだオーストラリアでは、まずいコーヒーは飲んだことがありません。
エスプレッソが非常に盛んで、アメリカーノ(こっちではロングブラックと呼びます)やカフェラテは最高です。
私の場合、ランチはおいしいご飯を食べに行くのではなく、おいしいコーヒーを飲みに行きます。
素晴らしい町並みの中、おしゃれなカフェでパンとおいしいコーヒー飲みだけで最高の幸せです。
そして日本みたいに職場で飲み会といった風習がありません。
その代わりに仕事中にコーヒーを飲みに行きます。
カンファレンスが終わったら、皆でコーヒーを飲みに行こうぜみたいな感じです。
飲みニケーションはお酒よりもコーヒーの方が良いと思います。
色々な意味で。。。
とにかくオーストラリア人にとって、コーヒーの存在はとても大きく、生活の中に占める割合が非常に大きいです。
人の温かさ
オーストラリアは人が温かい。
些細なことですが、笑顔で道を譲ってくれたり、迷惑をかけても嫌な顔せずに優しい人が多い印象です。
困った顔をしていれば、助けてくれることも多いです。
外国人の我々に、こんなに優しくしてくれるなんて、本当にありがたいです。
私の経験上、英語が下手でもバカにされたことはありません。
むしろ時間をかけて親切に教えてくれます。
さらに、挨拶が非常に気持ちが良いです。
笑顔で話しかけて、簡単な雑談を楽しみます。
日本ではエレベーター内で独特な気まずい空気が流れることが多いと思いますが、
そんな瞬間もオーストラリアでは楽しいひと時に変わります。
タトゥーだらけのムキムキのお兄さんとかも、素敵な笑顔で話しかけてくれます。
そして、特に子どもたちに対して優しいです。
3人の子どもたちを連れて、街中を歩いていれば、よく声をかけられます。
『かわいいわね?』
『何歳なの?』
子どもが泣いていれば、
『なんで泣いているの?』
仮に子どもが迷惑をかけても嫌な顔する人なんていません。
子どもが道路に出そうになったり、高いところから落ちそうになったり、そんな状況では知らない人たちが当然のように子どもを助けてくれます。
全員でこどもを育てているかのような感覚です。
働き方
多くの人にとって、一番大きい要素だと思います。
オーストラリアの働き方は素晴らしいです。
まず、勤務時間がしっかりと管理されていて、時間外労働はしません。
なんなら時間内労働もしません。笑
終了30分前ぐらいから、帰るモードを出して、お店で何か買おうとしても拒否されたりします。
日本では考えられませんよね。
日本の”ブラック企業”とか”過労死”とかいった概念が理解ができないみたいです。
そもそも人生は仕事のためにあるのではなく、遊ぶためにあると考えています。
根本的な考え方が違います。
そして、時給が高いです。
(私は給料をもらえない研究者の身分ですが。。。)
雇用される側には最低賃金が確保されていて、十分な給料をもらえます。
そして、日本のように上から命令されて、下の意見は押しつぶされて、右にならえの精神はありません。
上司も部下も役割が違うだけで、対等の人間であり、お互いを尊重し合います。
“組織のために尽くせ”みたいな日本独特の考えはもちろんありません。
自分の幸せを追求して、その上に仕事が存在します。
各個人は高いパフォーマンスを出しますので、結果は素晴らしいものを生みだします。
やっぱり日本の効率の悪さ、生産性の低さが否めません。
最後に
オーストラリアは素晴らしい国だと思います。
しかし、オーストラリアに移住して感じた最大の欠点があります。
“日本に帰りたくない”
このように思ってしまいます。
私だけに限らず、私の知る限りオーストラリアに住む日本人は皆が口を揃えて、このように言います。
私自身、自分が独り身で何の責任もなかったら、絶対に日本へ帰らないと思います。
オーストラリアに来る際には、この心境の変化が起こった際に、どうするかまで考えておいた方が良いと思います。
そんな中毒的な国です。笑
本ブログは”OFUSE”で投げ銭制度を取り入れております。
もしよろしければ、上記から応援をお願いいたします。
我々家族を支えて頂ければ幸いです。
コメント