見えないストレスの正体~自分を見失う恐怖~

留学

最近、ふと自分がすごく疲れていることに気づきました。

外から見れば、順風満帆に見えるかもしれませんが、何か見えないものに対してストレスを感じていました。

それが何なのかあまりわからずに、しばらく過ごしていました。

ある日、それが“いい子になるのが疲れた”とわかったのです。

 

いい子症候群

自分の意見は言わない、上司の言うことは絶対。

これが日本における普通です。

日本の構造上、上司のご機嫌を取って、自分のやりたいことではなく、上司のやりたいことをする。

白い巨塔で有名になったように大学病院の医局というのは、縦社会です。

大学病院の医局に限らず、日本ではどこの組織でもこのような空気感はあるはずです。

独自の考えを伝えれば、変人扱いされたり、批判されたり、潰されたり、そういうことを恐れて、なかなか自分の発言をすることに恐怖を感じるようになってきました。

上司の命令に対して、自分の気持ちを隠して、ひたすらに従う。

休みも返上して、上司のために尽くすことが正義。

そう信じて、生きてきました。

自分軸ではなく、上司軸でどの行動をすべきかをいつも考えていました。

徹底的に”いい子”となり、上司の優等生を目指していました。

でも、ある時、”いい子”になることに疲れてしまいました。

自分という存在を見失いかけていたのです。

 

エコーチャンバー現象

エコーチャンバー現象とは、自分と同じ意見の人たちに囲まれると、その世界が正しいと思い込んでしまうことです。

日本の組織で働いている自分は、自分を隠して、上司に従うことを疑問にも思いませんでした。

なぜなら、周りのみんながそうしてるから!!

留学が近づき、いざ海外に飛び立とうと視野を外に向けてみると、自分の生き方が本当に正しかったのか疑問を抱くようになってきました。

海外では日本の”自己犠牲”の考え方は驚かれます。

『日本人はなぜ自分の人生を生きないのか理解できない。』なんて言われます。

島国日本は海に囲まれ、独自の言語で会話をして、英語を話せる人も少ない。

それでは、エコーチャンバー現象に陥りやすい構造だと思います。

 

最後に

正直、日本の同調圧力といった空気感に少し嫌気がしてきました。

最近、日本で暮らすことに少し息苦しさを感じてきていました。

日本のことが嫌になる前に、海外に出て、日本の本当の良さに気づけたらなと思います。

 

私たちは他人の人生を生きているわけではありません。

皆さんは皆さん自身の人生を生きています。

大企業に勤めて、結婚して、自家用車を買って、マイホームを買う。

“日本の普通”に縛られる必要はありません。

普通に生きるより、自分らしく生きる。

まずは自分の人生を考え、幸せを追い求める。

そして、人を幸せにする。

この順番が逆になるのは、避けなければいけません。

 

【参考資料】令和の時代だからこその本。売れています。

星野 耕大 | OFUSE (オフセ)
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