オリエンテーションでの言葉

留学

The Prince Charles Hospitalの研究室Critical Care Research Groupでの勤務初日です。

チームリーダ的な役割(医局でいう医局長)の方から、オリエンテーションを受けました。

オリエンテーションを受けている最中は、鳥肌が立つような感動を覚えました。

やっぱりオーストラリアに来て良かった!

この病院を選んでよかった!

心からそう思いました。

 

頂いた言葉を要約して、以下に書きたいと思います。

『オーストラリアの文化は日本と違う。

日本は上から言われたことが絶対で拒否はできないと聞いている。

でも、オーストラリアは違う。

 

我々の考えに同意できるなら、一緒についてきて欲しい。

我々の考えに同意できないなら、”No”をしっかり伝えて、自分の意見を伝えて欲しい。

同意もしていないのに、”Yes”、”Yes”と返事をすることだけはやめて欲しい。

 

そして、君の夢があれば、我々はそれを全力でサポートする。

お互いがhappyになれる関係性を築くことが大事だ。』

このようなことを話してくれました。

 

私は生まれてからずっと日本で育ってきました。

日本で色々な部活に所属したり、色々な組織と働いてきましたが、日本でこのような言葉を言われたことはありません。

やはり日本では上級生や上司の言うことは絶対です。

おかしいと思っても、”No”と言えない雰囲気があります。

以下の記事に書いています。

上下関係は必要か? ~独特な日本の慣習を考える~ | 純ジャパドクターの家族でオーストラリア留学 (hoshino-ecmo.com)

 

日本にいた頃、日本の厳しい上下関係に疑問を抱くことが多くなってきました。

そう思う一番の理由は、厳しすぎる上下関係が生産性を落とすのではないかと思っていたからです。

そのため日本で自分が後輩と過ごすときには、上下関係を気にせずに意見を伝えて欲しいと思っていました。

上下関係ではありませんが、医師以外の看護師や臨床工学技士と話すときも彼らの意見を伝えて欲しいと常にお願いしてきました。

家族で過ごすときも、自分の子どもだからって、私の下に存在しているわけではありません。

同じ目線で子どもの意見を聞くことを意識しています。

考え抜いた挙句に、上下関係をなくすことがチームの生産性を高めると思っていたからです。

 

オーストラリアはそんな考え方が当たり前でした。

もちろん完璧な国なんてありません。

でも、少なからずオーストラリアは自分には合っている国だなと思います。

私にとってはとても居心地の良いオーストラリア、そしてThe Prince Charles Hospitalの研究室です。

  

オーストラリアに医学留学した木村先生の本です。

留学したい方には、オススメです。

  

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