留学で失った3つのこと

留学

オーストラリアに留学中の救命救急医です。

海外での留学生活を1年間、経験しました。

海外に来るまでは夢のような世界を想像していましたが、失うものも大きかったのが現実です。

留学生活1年間を振り返って、失った3つのことを述べます。

 

お金

誰もが想像できたと思いますが、やっぱりお金の損失は大きかったです。

海外での物価は非常に高く、日本の2~3倍の生活費です。

円安もどんどん進んでいき、日本で貯めてきた貯金の価値はどんどん減っていきました。

家族5人で節約生活をしても、年間1,000万円を使いました。

 

ただ、本気になれば、お金を稼ぐ方法はいくらでもあります

 

会社で働いて、時給でお金をもらうだけが、お金の稼ぎ方ではありません。

本気で頭を悩ませて、行動すれば、お金の問題は何とかなります。

私は英語もしゃべれない、医師免許も持っていない外国人でしたが、何とかなりました。

 

お金の不安で留学を諦めなくて良かったと思います。

 

居場所

個人的に最も苦しかったのが、居場所です。

現在、1年間の留学生活を終えて、日本へ帰国する計画を立てています。

 

しかし、私が帰るポジションはもうありませんでした。

元の職場に帰って、海外での経験を活かして、自分の中で夢を描いていました。

しかし、その夢を叶えることはできそうにありません。

海外に出たせいで、日本で自分の居場所がなくなっていたのです。

 

こんなことなら海外に出ない方が良かったのか。。。

そんなことを思った日もありました。

 

しかし、新たなチャンスが舞い降りてきました。

新たな地で、新たなステージで、明らかに人生が変わります。

 

毎日同じことをやる人生よりも、変化のある人生は楽しいですね。

気持ちを切り替えて、新たな地で頑張っていこうと思います。

 

プライド

海外に来て、自分のプライドはボロボロになりました。

 

日本では順風満帆な医師生活と言われてきました。

知らず知らずのうちにプライドの鎧がどんどん重くなっていたように感じます。

 

しかし、海外に来れば、英語もさほどしゃべれない、医師免許も持っていない外国人です。

誰も私を尊敬してくれる人はいません。

 

自分のプライドの鎧は崩れ落ちて、無くなってしまいました。

プライドが崩れ落ちていく日々は悔しかったです。

 

ただ、今になって思えば、そんなプライドは捨ててしまって正解だったと思います。

海外に出なければ、動けない程にプライドの鎧が重くなっていたかもしれません。

  

最後に

海外に出て、失ったものは大きいです。

では、人生をやり直せるなら、留学にまた行きたいか?

 

答えは『Yes』です!!

 

つまり、失ったものより、得た経験は、はるかに大きかったです。

 

世界を知ることができました。

日本の良さに気づけました。

自分がより良い自分になれました。

そして、失敗ばかりの留学生活でしたけど、挑戦した自分を誇れるようになりました。

 

私の留学生活は挑戦だらけの1年間でした。

結果は全て失敗。

それでも、なぜかとても清々しい気持ちです。

 

実は、成功するかどうかはあまり関係なく、

挑戦してドキドキする人生が、一番楽しいのかもしれません。

  

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